魅力的なサービスと低価格で人気のワイモバイルですが、一部で解約金が高いのでは?との声が出ているようですが、それは本当でしょうか?
ここでは、ワイモバイルの解約金が高いのかどうか、他の通信事業者と比較してみましょう。
キャリアの解約金は横並び
まず最初に比較するのは、キャリアと呼ばれるdocomo、au、softbankの3社です。この3社の解約金は9500円(税抜き)で横並びとなっています。また詳細はdocomo、au、softbankによって異なりますが、基本的に契約してから24ヶ月までの継続利用が前提の契約となっている為、24ヶ月以内の解約時に9500円が発生します。
一方のワイモバイルはと言うと、こちらも24ヶ月以内の解約時に9500円が発生します。つまり、ワイモバイルの解約金は、docomo、au、softbankと同じで、発生する条件も同じなのです。
格安スマホ業者は解約金も割安
次に比較するのは、MVNOと呼ばれる、いわゆる格安スマホ業者。こちらは、ワイモバイルを含むキャリアとは違い、24ヶ月の継続利用という縛りが無いのが大きな特徴と言われています。なるほど、24ヶ月の縛りが無いという事であれば、縛りのあるワイモバイルとは違い解約金が発生しないので、ワイモバイルの解約金は高いことになります。
ところが、大半の格安スマホ業者のプランで、継続利用の縛りが無いのは、実はデータ通信に関するプランのみで、音声通話を含むプランには、継続利用の縛りがあるので要注意です。ただ、キャリアとは異なり24ヶ月ではなく、12ヵ月の縛りになっているケースが多くなっています。
更に最近は、この12ヵ月の縛りもない格安スマホ業者が出てきたのですが、こちらも要注意。12ヵ月以内に解約する際のナンバーポータビリティーの費用を割高に設定しており、結局は、12ヵ月の縛りと同じ負担になるのです。
そして気になる格安スマホ事業者の解約金は、業者によって差があるものの、だいたいは9500円。つまり、解約金はワイモバイルと同じですが、ワイモバイルが24ヶ月以内の解約で解約金が発生するのに対して、格安スマホ業者は12ヵ月以内の場合にのみ解約金が発生する点だけが違うのです。
本当にワイモバイルの解約金は高いの?
キャリアと比較すると、解約金が発生する条件も金額も同じ、格安スマホ業者と比較すると、解約金が発生する条件は格安スマホ業者に軍配があがるものの金額は同じ。どうも、ワイモバイルの解約金が高いと言うのは正しくないようです。
ワイモバイルは低価格がウリのため、格安スマホ業者と思われがちですが、実はキャリア。店舗数もサービス もキャリアと同水準を維持しながら、格安スマホ業者の価格帯寄りなサービスを提供しているのがワイモバイルなのです。
一方で格安スマホ業者は、キャリアの提供するサービスを一部カットすることでコストダウンをしているので、不便を強いられる事があるのも事実。継続利用の差がサービスの差に現れていると考えれば、24か月のワイモバイルを選択して安心のサービスを受けるのか、12か月の格安スマホ業者を選択して、不便さを受け入れるかの選択と言っても良いかもしれません。
まとめ
●キャリアと比較した場合、解約金が発生する条件も金額も同じ
●格安スマホ業者と比較した場合、解約金発生条件は格安スマホ業者の方が優れているものの、金額は同じ
●格安スマホ業者は、ワイモバイルを含むキャリアが提供するサービスの一部をカットしているので、その点も加味して考えると、必ずしも格安スマホ業者が優れているとは言えない
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