世界中で大人気の写真投稿型SNS「instagram(インスタグラム)」。撮影した写真や動画を好きなように公開できるだけでなく、実は、みんなに見えないようにこっそり保存しておくことも可能って、知っていましたか?
この記事では、まだ使いこなせていない、もしくはそんな機能があることを知らなかった方も多いのではないかという、インスタの「アーカイブ機能」についてご紹介します。
アーカイブってなんだそりゃ?な方のために、基本的なところからお話させていただきますので、どうぞご安心くださいね。
インスタのアーカイブとは?
それではさっそく、「アーカイブ」というもののご説明から始めましょう。アーカイブ(archive)の意味は、多くの英和辞書では、記録保管庫とか、古文書、書庫などと訳されています。
“未来に残したい記録や重要なものをまとめて保管しておく場所”といったような認識で「アーカイブ」という言葉が使われているんですね。たとえば図書館などで、貴重な郷土資料や版数の希少な資料が、勝手に触れないように鍵付きの棚に並べられているのをご覧になったことはありませんか?
アーカイブってそんな感じです。
インスタでいうところのアーカイブは、「削除するわけじゃないし一覧にも載らないけれど、写真や動画を保存しておける」機能のことを指します。
アーカイブ機能を使ってみよう
次は実際に、インスタのアーカイブ機能を使ってみることにしましょう。そんなに難しいものではありませんので、いつか使いたくなったときのためのシミュレーションのつもりで、気楽にお読みくださいね。
アーカイブの場所
インスタのアプリをひらいただけでは、どこにも「アーカイブ」の文字を確認できません。まずは、あなたのマイページに移動しましょう。すると右上らへんに、時計型のアイコンが確認できると思います。そこをタップしますと、アーカイブのページに移動できます。
アーカイブページ
「投稿アーカイブページ」に移動できました。何もアーカイブしていない場合、上のように表示されます。
アーカイブしてみよう
上の画像にあった案内書きに沿って、あなたのインスタ写真リストのなかから、アーカイブしたいものを選択し、写真右上の「…」が縦に並んだところをタップしてみてください。
いくつかの項目が表示されましたね。
今回はアーカイブについての記事ですので、「アーカイブに移動」を選びましょう。「アーカイブに移動」を選ぶと、投稿一覧には表示されなくなります。
本当にアーカイブできたかな?
選んだ写真が投稿一覧から消えてしまったので、「やばい、もしかして削除しちゃった?」とドキドキしてしまったあなた、大丈夫です、ちゃんと残っていますのでご安心ください。
先程の手順と同様に、マイページの時計アイコンをタップしてみましょう。
ほら、ちゃんとアーカイブされていますよ。隠していますが、さっきアーカイブに移動した写真がアーカイブページに移動しました。「アーカイブされた投稿は他の人には表示されません」と、ありますね。
これで、あなたのフォロワーや、あなたのインスタを眺めに訪れた相手には知られることなく、投稿を保存しておくことが出来るようになりました。一覧をパッと見た限り、最初からそんな写真なんて存在しなかったかのように綺麗に消えます。けれども、ちゃんと残しておくことが出来ます。
アーカイブした投稿を再表示するには?
アーカイブした投稿は、いつでもあなたの好きなタイミングで、誰もが見られるように再表示することが可能です。
アーカイブページの再表示したい写真を選び、右上の「…」が縦に並んでいるところをタップします。すると、「プロフィールに表示」と「削除する」の2つの選択肢が表示されます。「プロフィールに表示」を選ぶと、あなたのインスタに、再び投稿を表示することが出来ます。
インスタのアーカイブ機能の特徴
いいね!やコメントはそのまま残せる
インスタのアーカイブ機能では、写真や動画を公開したときのデータを丸ごと保存することが可能です。そのため、あなたの投稿についた「いいね!」や、大切なコメントなどもすべて、そのままの形で残しておけます。もちろん、再表示した際に消えてしまうこともありません。保存した瞬間とまったく同じ状態で再表示されます。
保存日時もそのまま戻る
アーカイブした投稿を再表示した場合、いちばん最新の投稿として表示されてしまうのでは?と心配なひともいるかと思いますが、インスタのアーカイブ機能は、本当に「そのまま」もともと在った場所に戻るだけですので心配無用です。一覧のなかの、もともとその写真が在った場所に、スッポリおさまります。
こんな使い方が便利かも!
キャンペーン応募に使った投稿をわけておく
インスタに限らずSNS全般に言えることですが、「アカウントをフォローしてリツイートしよう」「ハッシュタグをつけて投稿してキャンペーンに応募しよう」っていうパターンが最近よくありますよね。
そういう、プレゼント企画のために撮って投稿した写真を、企画終了後にちょっと、削除するまではいかないけれど普段の自分のインスタとはわけておきたいな、見られたくないなっていう場合に、アーカイブ機能が便利かも知れません。
また最近では、インスタで絵日記を書いていて書籍化にこぎつけたなんてパターンも見かけますが、そういうひとは宣伝用に使った投稿を後から、ちょっとアーカイブに移動すると良いのかも知れませんね。
大切な想い出をアーカイブ
あなたの大切な誰かと一緒に撮った素晴らしい写真を、そのときはテンションに任せてインスタで公開しちゃったけれども、しばらくして、やっぱり本当に大切だから、不特定多数のひとに見られたくないな、個人情報を守りたいな、そんなふうに考えるようになった場合にも、アーカイブ機能がきっと役に立つことでしょう。
最初からアーカイブ目的
もう、最初から誰かに見せるつもりなどなくて、ただスマホの写真整理として、シンプルにオンラインアルバムとしてアーカイブ機能を活用する方法もありますね。これだけの目的でインスタを使うひとは、おそらくいないと思われますが。載せては隠し、載せては隠し、表向きの投稿数はゼロでも、アーカイブの写真の数は膨大、なんてことも出来なくはないでしょう。