FODとTVer。どちらも1週間の無料見逃し配信が、視聴者への大きなアピールポイントです。この二つのサービスの違いについてよくわからない…という方も多いのではないでしょうか?FODとTVerを比較し、それぞれの特色についてご紹介します!
FODはフジテレビのVODサービス
フジテレビが運営しているVODサービスがFODです。
このFODでは、放送した番組の無料見逃し配信を1週間行っています。有料コースに登録せずとも利用できるのが嬉しいところです。※FODの有料コース(FODプレミアム・競馬予想TV!月額見放題・ネクストsmart・ワンツーsmart・ワンツーネクストsmart)
使い勝手がいいスマホアプリが配信されているのも、FODの特徴。
- 動画視聴に特化した「FOD」アプリ
- 有料コース会員向けの雑誌読み放題「FODマガジン」アプリ
- スマホでVR映像を楽しむことができる「FOD VR」アプリ
- インターネット有料チャンネル「フジテレビONEsmart」「フジテレビTWOsmart」「フジテレビNEXTsmart」を視聴できる「FODライブ」アプリ
上記のように、使用目的ごとに分かれているのがわかりやすいですね!
TVerは民放のまとめサイト
TVerを一言で説明すると、各民放会社が放映した番組をひとまとめで配信するサービスです。
フジテレビのFOD見逃し無料のほか、各民放会社は「日テレ無料TADA!」「テレ朝キャッチアップ」「TBS FREE」「ネットもテレ東キャンペーン」といった、地上波で配信した番組を1週間無料で配信するためのサイトを運営しています。
これら、民放のまとめサイトとでもいうべきサイトがTVerです。
通常は見逃した番組が放映されたテレビ局の、見逃しサイトを探さなければならないところを、各カテゴリや番組表から一括して検索できるというのは非常に便利です。特に、見逃した番組が多い場合は重宝するでしょう。
TVerの場合、地方局オリジナルの番組も配信されているところが面白いところ。日本各地の番組表を表示させてみることで、その地方ならではのユニークな番組が発見できるかも…?
ここまで聞くと、すごく良さそうなサービスに聞こえますね。ですが、配信されている番組の数が限られている・番組の初めと途中に入るCMが長いというデメリットがあります。
「配信されている番組の数が限られている」に関しては、様々な権利の関係上難しいと思われます。「番組の初めと途中に入るCMが長い」というのも、テレビ局が運営している以上はやむを得えないところかもしれません。
元々、TVerサービスが開始された目的は、各テレビ局で、海賊版の動画配信を予防するためです。営利目的ではない以上、通常のVODサービスのように至れり尽くせり…とはいかないところが、視聴者側からすれば戸惑ってしまいます。
TVerのデメリットについて
TVerのデメリットとして真っ先に挙げられるのが、CMの長さ。これから番組が始まるという時と、番組の途中で不意に流れる15秒のCMは、やもすれば視聴前のドキドキと、視聴中のワクワクを奪ってしまう恐れがあります。
地上波での放送のように、キリがいいところで…というわけにはいかないのも、煩わしさを感じる人が多い要因でしょう。
また、平日夜などの利用者が多い時間帯には動画のダウンロード速度が遅くなりがちです。せっかくのゴールデンタイムにも関わらず、動画の再生がスムーズにいかなかったら、視聴者の楽しみに水が差された状態となってしまいますね。
この辺りは残念ながら、有料のVODサービスのようにはいかないのが現状です。
FODとTVerの違いまとめ
フジテレビに限定せず、あくまでテレビ視聴を補完するといった目的でTVerを使用するならば、TVerは便利なサービスと言えます。
FODとTVer、両方ともストリーミング配信となっており、動画データを端末へダウンロードすることができません。どちらも固定回線かWi-Fi環境下の視聴が推奨されていることを、念頭に入れておきましょう。
また、これまでの話をまとめて見たい・CMを入れずに見たいという場合には有料のVODサービスに登録することをおすすめします。FODの場合、月額888円(税抜き)のプレミアムコースが動画視聴にはうってつけです!