FODとdTV。どちらも登録者数が多い映像配信サービスとして有名ですね。
FODはフジテレビ。dTVはNTTドコモが運営していますが、どういったところに違いが見られるのでしょうか?二つのサービスを比較して、それぞれの特色を見ていきましょう。
FODとdTV、配信作品の内容について比較
FODは国内作品に強い
フジテレビが運営するFODは、数あるVODサービスの中でも国内作品に強いのが長所として挙げられます。月9に代表される、高視聴率を誇ってきた歴代フジテレビドラマが月額888円(税抜き)のプレミアムコースで見放題なのは非常に嬉しいですね!
国内作品ではドラマ以外にも、バラエティやアニメ作品が充実し、その多くがプレミアムコースで見放題となります。
FODではオリジナル作品にも力を入れており、他のVODサービスでは見ることができないユニークなバラエティ・ドラマが独占配信されているのも見逃せないポイントです。フジテレビのファンであれば、間違いなく満足できるでしょう!
ただ、海外作品の配信数はそれほど多くありません。
「SUITS」シリーズ・「THE 4400」シリーズなど、注目の話題作は配信されてはいますが、海外作品のディープなファンであった場合、見たい海外作品が配信されていなかった!という事態は往々にして起こり得ます。
FODはあくまで国内作品、特にフジテレビの動画コンテンツをエンジョイするためのサービスであることを念頭に置きましょう。
dTVは配信ジャンルの幅広さが魅力
dTVの場合、国内作品のみならず海外作品も充実しています。どちらかと言えば海外作品の配信数のほうが、国内作品よりも多いぐらいです。
かといって国内作品がおなざりとなっているわけではなく、TBSと日テレの番組に関して言えば、他のVODよりもラインナップ豊富となっています。
また、「不能犯」「銀魂~ミツバ編~」「銀魂2~世にも奇妙な銀魂ちゃん」「LOVE or NOT♪」のように、dTVオリジナルとして独占配信されている作品も存在します。
「銀魂」のような人気タイトルがオリジナルドラマとして配信されていたりするのが、なかなか侮れないところ。
他にもアニメ作品・シアター(演劇・落語・漫談)・音楽(ライブ映像・ミュージックビデオ・カラオケ)が配信されており、視聴者を飽きさせることがありません。
単純にドラマやアニメ・バラエティにとどまらない守備範囲の広さが、dTVのVODサービスとしての魅力なのです!
FODとdTV、配信形式について比較
対応画質について
FODの画質設定は、軽量版(640×300のSD画質)と高画質(1280×720のHD画質)の二つを選択する形式をとっています。1920×1080のフルHD、3840×2160の4Kには残念ながら対応していません。
一般的なパソコンのディスプレイで視聴する分には気にする必要はないのですが、「AppleTV」「AppleTV 4K」「Amazon Fire TV」「Fire TV Stick」などを用いて大画面テレビに接続して再生する場合には、気になってしまうこともあるかもしれません。
一方のdTVは、
- 4K
- HD
- すごくきれい
- きれい
以上の中から、再生時に画質が自動選択されます。(公式アプリから変更可能)
4Kに対応した動画はまだ少なく、大半の動画では「HD」「すごくきれい」が最良の画質になります。ただ、パソコンでの再生時には、すごくきれい程度に画質が抑えられてしまうのが残念です。
dTVの場合、再生する時間帯によっては画質が落ちてしまうことがあるので、画質がいまいち…と感じた場合、平日の朝や夜など、視聴者が多いと思われる時間を避けて再生してみるのが無難でしょう。
この辺りはFODも同じで、再生する時間帯によっては画質が低下してしまうことがあります。
同時視聴可能なデバイスについて
FODでは、同時視聴可能デバイスは7台と多めです。これは一つのアカウントで7台まで同時視聴できることを意味します。家族などの複数間での仕様には、まさにもってこいと言えます!
動画視聴に最適なFODプレミアムコースは月額888円(税抜き)なので、コストパフォーマンスの面でも相当に優秀です。
一方のdTVですが、同時視聴可能なデバイスは1台のみです。(※1アカウントにつき、登録可能なデバイスは5台まで)
ドコモの契約と一緒に、各個人が契約するのを想定したサービス内容である点が、dTVの同時視聴デバイスが1台のみの理由として大きいでしょう。
dTVの月額料金は500円(税抜き)と、見放題のVODサービスの中ではトップクラスの安さですが、家族間でシェアできないのであれば、実質的なコストパフォーマンスがFODに劣ってしまうことは十二分にありえます。
FODとdTV比較まとめ
FODとdTV、どちらが優れたVODサービスといえるでしょうか?
配信しているラインナップの守備範囲の広さは確かにdTVの方が上ですが、ここで注目したいのは、どんな番組が見たくてVODサービスを契約するかです。
FODの場合、フジテレビ作品のラインナップが非常に充実しています。歴代の月9ドラマのファン・フジテレビ系列のバラエティのファン・フジテレビ系列のアニメのファンの方であれば、FODを契約して後悔することはないでしょう!
一方のdTVでは、国内作品以上に海外作品が充実している・TBSと日テレのコンテンツが充実しているというメリットがあります。他にも多彩なラインナップが充実しているので、迷ったらとりあえずdTVを選択…というやり方でも間違いではないでしょう。
どちらも他のVOOサービスでは視聴できないオリジナルコンテンツを配信しているので、ご自身がどのようなジャンルを中心に視聴したいかを明確にすることが、選択の上で特に重要となってくるのです。
その結果、FODとdTV以外にも向いているVODサービスが見つかるかもしれません。本当に自分に合ったVODサービス探しに、この記事が参考になれば幸いです。
[FOD]