スキャナーアプリの「CamScanner」の使い方とレビューのページです。スマホがあればスキャナー代わりにもできる便利アプリですが、実際の使い方や使い勝手がどうなっているのか参考にしてください。
CamScannerの使い方
CamScannerというアプリは、スマホをスキャナのように使えるスキャナーアプリです。
スマホにカメラがあれば、どんなスマホでもスキャナとして使えます。スマホによってカメラの性能がちがうので、画質はスマホによって異なりますが、基本的にはカメラが付いていれば、どんなスマホでも使えます。ただし、Androidのバージョンが古いとインストールすることができないことがあるので、注意が必要です。
スキャナーとの大きな違いは撮影の速さです。スキャナーだと1枚撮影するのに10秒ぐらい掛かってしまいますが、スマホだと一瞬です。大量の画像をスキャンしたい場合は、スマホを使った方が圧倒的に早いです。
このアプリは、いろいろな補正機能が付いているのが特徴です。本などを撮影すると、どうしても歪んでしまいます。必要な部分だけをトリミングすれば、ある程度の歪みは矯正できます。もっと綺麗にスキャンしたいときは、透明の板で押さえつけることで、真っ直ぐにスキャンすることもできます。
スキャンした画像は鮮明化や白黒化などの編集もできます。鮮明化すれば、文字がぼやけていても、くっきりと補正してくれるので文字が見やすくなります。鮮明化には高画質鮮明化や低画質鮮明化などがあり、自分が見やすい補正を選べます。これらの、補正機能は他のスキャナーアプリと比較しても、最も性能が高いと思います。編集機能は、後からでも可能で、まとめて一括で編集することもできるので、非常に便利です。
クラウドストレージとの連携機能も充実しています。DropboxやGoogle Driveなどの有名なクラウドストレージはもちろん、CamScanner専用のクラウドストレージも付いてきます。無料版だと使える容量やフォルダ数に制限がありますが、そこまで気になることではありませんでした。撮影した画像は、すぐにアップロードできるので、スマホの容量を気にすることもありません。
CamScannerのレビュー「いいところ」
このアプリは、無料版と有料版がありますが、無料でも充分すぎる機能が詰まっています。自動補正機能などの基本的な機能は一緒なので、とりあえず、無料版を使ってみて、物足りなければ有料版の購入を考えればいいとおもいます。
他のスキャナアプリと比較しても、あらゆる面で高性能です。撮影した画像を自動で読み取り、紙の部分だけ切り取るといった機能が付いています。この機能は他のスキャナーアプリにも付いているのがほとんどです。しかし、CamScannerの自動トリミング機能は、他のスキャナーアプリと比べても高性能です。例えば
Office Lensというアプリだと、角の4点でしか調節できません。
CamScannerだと角だけじゃなく、角と角の間でも調整できます。本を撮影するとどうしても歪んでしまいます。調整できる点が多いので、歪みを綺麗に消すことが可能です。また、紙を認識する機能も高性能です。Office Lensだと紙以外の部分を、取り込んでしまうことが多く、一個ずつ修正することが多かった。この面倒な作業をしなくて済むというのは大きいです。
次に画像の補正機能です。この補正機能はスキャナーアプリの中でもトップクラスの機能だと思います。「高品質鮮明化」「低品質鮮明化」「グレー・モード」「白黒」といった画像補正を行うことが可能です。画像補正機能が付いていないスキャナーアプリがほとんどですが、CamScannerには4つも付いていて、しかも高性能です。鮮明化には、「高品質鮮明化」「低品質鮮明化」があります。「高品質鮮明化」は全体的に色が明るくなり、文字がくっきりになる補正です。「低品質鮮明化」は明るさは変わりませんが、文字がくっきりになる補正です。どちらも見やすくなるので、自分が好きな方を選べば良いと思います。「グレー・モード」「白黒」はカラーの画像を白黒にする補正機能です。文字だけならこのモードを使ってもいいかもしれません。ただ鮮明化の性能がいいので、ほとんど使ったことはないです。
クラウドストレージとの共有機能も優れています。DropboxやGoogle Driveなどの有名なクラウドストレージはもちろん、CamScanner専用のクラウドストレージも付いてきます。撮影した画像をフォルダごとに管理できるので、整理するのも簡単で、アップロードも簡単にできます。バックアップを取っておけば消えてなくなる心配もありません。
CamScannerのレビュー「改善してほしいところ」
自動トリミングや画像補正機能は高性能だが、たまに画像の向きがおかしくなったり、色が明かる過ぎたりするのは改善してほしい。
CamScannerには自動撮影モードがある。紙を認識したら勝手にピントを合わせて撮影してくれる。一枚撮影が終わったら、次の紙を置けば、また勝手にピントを合わせて撮影してくれる。カメラを固定しておけば、次々に撮影できる。スマホに触れなくていいので、手ぶれもない。しかし、読み込んだ画像が上を向いていたり、横向きだったりで安定しない。後から画像の向きを1枚ずつ修正しなければならないので、ものすごく面倒くさい。
大量の画像を取り込みたいのに、自動撮影モードを使うと余計に時間がかかってしまうことがある。
自動トリミングについては、白い紙だと上手く紙の部分だけ取り込んでくれるが、白以外の紙だと、紙以外の部分を取り込んでしまうことがある。自動トリミング機能を改善してくれたらより良いアプリになると思う。
CamScannerの普段の活用法
今までは、スキャナーを使って本をスキャンしていました。しかし、一枚スキャンするのに10秒ぐらいかかってしまい、本1冊だと3,4時間ぐらいかかって取り込んでいました。しかも分厚い本だと中央が影になってしまい、やり直すことも多かったです。綺麗に取り込むために本を、ロータリーカッターを使って分解して取り込んだりもしました。そこまでしても、1冊にかかる労力と時間が多すぎて、なかなか進みませんでした。
そんなときにスマホで撮影を思いつきました。最初は、スマホのカメラだけで撮影していましたが、撮影した画像をパソコンとつないで転送するのもかなり時間がかかっていました。そんな時にスキャナーアプリを見つけて、使い始めると思っていた以上に、使いやすくて感動しました。
まとめ
このアプリは入れておいて損はないです。本だけでなく、ノートやメモやレシートでも簡単に保存できます。しかも使い方も簡単でわかりやすいです。紙だとかさ張って邪魔になりますが、このアプリで撮影して保存しておけば、なくすこともないし、部屋もきれいになります。スマホならいつでも見れるしどこでも見られます。スキャナのように大きくもないので、気軽に使えます。撮影も一瞬です。とりあえず入れておいても役に立つアプリだと思います。