SNSやゲーム、動画の視聴などスマホで様々なことを楽しめる一方、使用するデータ量はますます増えていっています。LINEモバイルでもプランによって使えるデータ量が決まっており、それを超えると速度制限がかかってしまいます。そこでLINEモバイルの速度制限の条件や制限時の使い勝手などを実際に使った感想も踏まえてまとめてみました。
LINEモバイルの速度制限の条件と制限時の速度について
LINEモバイルでは3つの利用プランから契約できるようになっており、その中で1GB~10GBまでのデータ容量から選ぶことができます。契約した内容のデータ量を超えて使用してしまうとその月の月末まで速度制限がかかってしまいます。3つの利用プランの詳細とデータ容量は以下のとおりです。
LINEフリープラン | ||
---|---|---|
データSIM | 通話SIM | |
1GB | 500円 | 1,200円 |
SMS機能 | 620円 | |
コミュニケーションフリープラン | ||
データSIM+SMS機能 | 通話SIM | |
3GB | 1,110円 | 1,690円 |
5GB | 1,640円 | 2,220円 |
7GB | 2,300円 | 2,880円 |
10GB | 2,640円 | 3,220円 |
MUSIC+プラン | ||
データSIM+SMS機能 | 通話SIM | |
3GB | 1,810円 | 2,390円 |
5GB | 2,140円 | 2,720円 |
7GB | 2,700円 | 3,280円 |
10GB | 2,940円 | 3,520円 |
LINEモバイルの通信速度や制限時の速度は公式では特に発表されていません。そこで速度制限前と速度制限後のスピードテストを実際に行ってみました。
速度制限時のスピードテスト結果
それでは実際に私のスマホでLINEモバイルの通信速度を検証してみます。ただスピードテストは使用する端末のスペックや時間、場所によって異なってきますので、数値は参考値と思ってください。測定は多くの方が使うシーン想定して、人の多い駅前で夜8時ごろに行いました。
まずは速度制限がかかっていない時。下りは15.06Mbpsと数値的にはまずまずの速さです。Yahoo!サイトを開いてもストレスなく表示が切り替わってくれますし、Youtubeを見ても途切れることなく視聴ができました。また上りは3.86Mbpsという数値で、メールでの画像アップロードやクラウド上へのデータのアップロードもそんなに時間が掛からずできました。
次に速度制限にかかってしまった時はどうでしょう。結果は下り0.39Mbps、上り0.36Mbpsとやはりかなり遅くなってしまいます。Yahoo!サイトを開くのに10秒くらいかかり、かなり遅いなという感じですがなんとか使っていけます。ただ画像が多かったりしてデータ量の大きいサイトは開くまで時間が掛かるのでストレスが溜まってしまいます。
では通信量の多い、動画や画像の閲覧はどうでしょうか。YouTubeの動画では再生開始まで15秒近くかかり再生中も何度も途切れながら見なければなりませんでした。特に高画質でデータ量の大きい動画はほぼ見れないと思ったほうがいいです。また最近使う方が増えた雑誌や漫画の閲覧サイトも、開くまで時間が掛かったり通信が途中で途切れたりして使うには厳しい状況でした。
速度制限を緩和してくれるカウントフリーについて
今スマホで一番使う比率が高いのはやはりLINEなどのSNSだと思います。SNSも画像の送信や動画が増えており、使用するデータ量も増えてきています。速度制限がかかってしまいSNSの使用にまで支障をきたしてしまうと問題ですよね。
LINEモバイルは速度制限中でもカウントフリーといって一部の対象サービスで速度制限がかかりません。対象サービスの中には、LINEやInstagramなどよく使うSNSが含まれているので速度制限時にも安心して使えます。カウントフリーの対象もプランによって変わってきますので、下記の表を確認してみてください。
LINEフリープラン | |
---|---|
カウントフリー対象サービス | LINE |
コミュニケーションフリープラン | |
カウントフリー対象サービス | LINE、Twitter、Facebook、Instagram |
MUSIC+プラン | |
カウントフリー対象サービス | LINE、Twitter、Facebook、Instagram、 LINE MUSIC |
※カウントフリー対象の詳細については公式サイトをご確認ください。
カウントフリーの対象にはSNSの閲覧だけでなく、記事の投稿、メッセージの送受信、さらにLINEでのビデオ通話を含む通話も含まれています。つまり普段SNSしかほぼ使わない方はデータ量をほとんど消費することなく使えるので、料金プランも非常に安く節約することが可能です。またLINEアプリ内のLINEニュースもカウントフリーの対象となっているので、メッセージ、通話、ニュースの閲覧とどんな人でも絶対に使うであろうサービスが常にストレスなく使えます。
このカウントフリーがあるから私はLINEモバイルを選んだといっても過言ではありません。速度制限がかかりそうなときに、LINEのグループで画像が何枚も送られてきて「やめてー!」と叫びたくなったことはないでしょうか(笑)そんな心配もなくSNSが楽しめるのもLINEモバイルの特徴と言えます。
まとめ
LINEモバイルで速度制限がかかった場合は文章が主のWebサイトならそれなりに見ることができます。ただ動画や書籍の閲覧などはやはり支障があるので、制限がかからないよう工夫することが必要です。データのアップロードも制限時にはかなり時間が掛かってしまうので仕事などで使用している方はプランの見直しも必要になってきます。
毎月の残りの使用可能容量は、LINEモバイルの公式サイトやLINE内の公式アカウントからすぐに確認できます。もし速度制限になった場合でも500MBを500円からデータの追加購入も出来ますので、もしもの時にも安心です。
またカウントフリーの対象であるSNSを使うことが主な人は、速度制限を気にせず楽しむことができるのもLINEモバイルのメリットです。しっかり自分の使うデータ量にあったプランを選ぶのがスマホライフを楽しむポイントです!