LINEモバイルの解約金を解説

携帯電話やスマホの契約の中で利用料金とともに気になるのが解約したときにかかってくる料金です。LINEモバイルを試してみたいけど、もし自分に合わなかったときにかかってしまう解約金が気になって一歩踏み出せない方も多いはず。そこでLINEモバイルの解約金の仕組みや料金について解説していきます。

LINEモバイル以外の利用キャリアと解約金についての実情

みなさんは今どのキャリアで携帯電話やスマホをお使いでしょうか?2018年3月に発表された総務省のデータによると、docomo、au、softbankのいわゆる3大キャリアの利用者がいまだに約90%を占めているとのことです。格安SIMが巷をにぎわせているようなイメージがありますが、実際のところは多くの方が3大キャリアに留まっているのが実情です。

ただこれには3大キャリアの解約金や契約の縛りにより、格安SIMに変えてみたいけど断念しているという方も多くいると思います。契約内容にもよりますが、大体は2年縛りで途中解約すれば解約金と高額な端末代が発生してしまいます。さらには解約金がかからない月もたった2ヶ月しかなくいつの間にか自動で契約が更新されているなんてことも。結局契約更新月を覚えておくのも面倒なので今のキャリアで使い続けているという方も多いのではないでしょうか。

これだけ端末やサービスが数ヶ月から1年単位でめまぐるしく変わる中、通信会社だけ2年間も変えられないなんて不自由極まりありません。ではここからはMVNOの一つとして人気のLINEモバイルの解約金についてみていきましょう。

LINEモバイルの解約金の条件

LINEモバイルの解約金はデータSIMか音声通話SIMかによって変わってきます。なんとデータSIMだと解約金はいっさいかかりません。自分に合わなくて契約1ヶ月目で解約しても解約金は無料という驚くべきものです。LINEモバイルの通信速度など使い勝手を試したい時には気軽に契約ができるのがいいですね。

では音声通話SIMではどうか?こちらは利用開始月の翌月から12ヶ月以内に解約をした場合に9,800円(税抜き)の解約金がかかってきます。ただ3大キャリアと比べると期間も短く、自動更新はないため期間を過ぎてしまえばいつでも解約金がかからず自由に解約することができます。

さらに解約時に残っている機種代金はそのまま分割払いを続けることができます。解約時によくある、解約金+機種代の残額を払うという高額な負担がなく解約ができるので、機種はそのままに別のMVNOへ乗り換えもできちゃいます。

LINEモバイルの解約時の注意点

LINEモバイルを解約する時には解約金の他に下記の料金が必要になる場合があります。

・MNP転出手数料 3000円(税抜き)

・SIMカード返却の送料

また先ほども書きましたが解約金のかからない条件は利用開始月の翌月から12ヶ月の期間が必要なので、解約金を払わないようにするためには実質13ヶ月使う必要があります。

これを長いと思うか短いと思うかは人それぞれですが、私はいつの間にか13ヶ月過ぎていたという感覚で特に不満はありませんでした。どちらかというと1年経つと機種に不満が出ることが多いので、今はいつでも機種を変えたりキャリアを見直したりできる心の余裕ができました。

まとめ

LINEモバイルの解約金は3大キャリアと比較しても特別安いというわけではありません。ただ解約金がかかる最低使用期間は13ヶ月と短く自動更新もないため、更新月を気にすることなく使い続けられます。

その他のMVNOも音声SIMでは解約金がかかるものが多いですが、金額はプランによって異なったり、月ごとに解約金が減っていく方式などさまざまです。LINEモバイルの解約金が特別安いというわけではなくどこも同じような金額となっています。

ということで結論としてはLINEモバイルの解約金は安くもなければ高くもない!ですが最低使用期間は3大キャリアより少なく、通信会社の変更や機種の変更が柔軟にでき自由度は高くなっています。これからは解約金の金額だけでなく、自分が何を一番重視するかをよく見極め、通信会社を柔軟に選べるようにしておくのがこれからのスマホライフには必要となってきています。